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このページはオフィシャルな組合のページでは有りません
今後、オフィシャルなページはできるとは思いますがまだ先です
一気に作る事は出来ないから少しずつやって行きます

一連のページの中には特定の個人を攻撃する事になる表現も有ります
文句が有るならかかって来なさい

僕が組合の委員長に選ばれてから色々な事が起こったけど
これまた結構しんどいけど、楽しい事ばかりなのだ
ほとんど夜も寝ないで毎日会社に提出する書類作ったり、代議員会で討議するレジュメ作ったりともう大変
ようやく一段落したので少しアップしようと思う




大学時代から、労働運動とかには結構興味が有ったから少しは勉強していたけど、まさか自分が組合の委員長になって実践する事になろうとは思わなかった












【最後の日々 II 】 リニューアル版


1999/4/27に社長からの現状報告(倒産報告)がありました。
それから、僕ら組合のやって来た事は何とか大平洋金属の経営者の方々と意志を通じさせる事です。
様々な方法で交渉を続けて来ました。そして今日(99/5/12)一回目の回答が有りました


大平洋金属の城井社長も、矢島総務部長も、新潟金属の石井社長も皆苦しんでいる事は良く分るのです。

僕達がどう言う状態なのかを伝えて、共に悩んで欲しかったのです。


生命保険を解約して6月のローンの支払いに当てる社員がいます。

社宅に入っている社員(今週子供がうまれます)は貯えも無く、いつ社宅を出ないといけないか分らない不安におびえています。

冬のボーナス時期にお金が無いと、家を取り上げられる社員がいます。

今回は(前回の新発田工場の閉鎖時にくらべて)、年令が若くても職は有りません

そして、新発田地区での失業はかなり増えて行きます(間もなく、中条地区のブランド企業の500人規模の失業が発生するそうです)
新潟金属ブランドの失業者は、有名ブランドの失業者にまけるから、アイツラより早く職を探さないと行けません。


そんな僕らがどういうふうの感じるかを想像して頂きたいのです。


経営とは、他者を想像する力なのではないのでしょうか。
ひとつひとつの経営判断は、その判断が与える影響がどのような物かをシュミレーションした時に始めて実行されなければなりません。


今日は少しだけ良い事が有りました。

最初の、社長との話し合いの席で交渉が行われる事が明確に示されたのです。

具体的には有額回答が会ったのです。

僕はとても嬉しかったです。
僕らの状況が伝わっていれば絶対何らかの回答は有ると思っていました。

これから、どこまで金額を上積み出来るか、様々な案を一緒に検討して行きましょう。
このようなケースの場合はお互いの誠意だけが頼りです。

私達は、馬鹿では有りません。誠意も有ります。お客様も大事に思っています。
けど、家族を守らなければなりません。今僕らが本当に頑張っているのは家族を守る為なのです。
そこの所御理解下さい。

城井社長、石井社長、有り難うございます。
銀行に締め付けられて、思う様に出来ない中、このような決断をして頂けて有難かったです。
14日までに誠意の有る回答がないと互いに不幸になる所でしたが、それは一応、ぎりぎりで回避されました。

一緒になって、銀行や株主と戦いたいのです。僕らの15年間の苦労や頑張りを無にする様な決定を行わせた彼等に本当に怒っています。



会社に規定がないので子会社に金をだせないと言うお立場も分ります。
けど何とかしましょう。
このお金を出さないと大平洋金属は信を失う事になり、その損害は出した金額よりも大きくなると株主に理解させる文章をいくらでも作ります。
実際にそうなるかは別にして.........

先だっての「スト権の確立」はそう言う意図の元で行われた事は御理解頂けていると思います。
ストなどしなくても社員が動かなければ工場は動きません。
そして、社員を働かすのは部課長の仕事なのです。
彼等に今の状況で納品が続けられるか聞いてみて下さい........



この3カ月間とても辛かったけど、こういう形で交渉が始まる事になった事は、色々な苦労が報われた様な気がします。

どちらにしても5/19の最初で最後の団体交渉の席で出された条件での妥結になります。
その後で仕事をするもしないも部課長の働きかけとそれを受け取る社員の意志で決まります。

良く想像して下さい。
僕らの生活と、貯金と、今後の就職と、退職金と、夢と家族と生活を。



どちらにしても交渉が終わるまであと一週間です。

その後が又長いのだろうな。











































【去年の日々】


そもそもの始まりは1998年度の代議員に選出された所から始まる
僕が代議員になり、代議員会に出たら、色々な問題点が分かって来た
会社側の言う事をそのまま社員に伝えるだけで、組合員の意見をまとめて会社側に伝えるなどと言う事は最低限の活動しかしない
ひとりひとりから組合費をとっているのに、なんの役にも立たない

例えば、代議員会と言うのが有る
代議委員が月一回集まるのだけれど、これが酷いものだった
10人くらいの代議員が集まると、おもむろに執行部の委員長が喋り出す
何もペーパーも出さずに、シャベル内容を代議員はメモして時間が終わりになる

初回に代議員議長に僕は選出されて、喋る内容を前もってコピーして回してもらえないかと発言したら、それは出来ないの一点張り

がんがん怒って(僕が)毎回怒って、そのうちにメモが出る様になった


最初は、代議員も僕に賛成してくれなかったけど、そのうちに徐々に賛成してくれる様になって(嬉しかった)少しだけ、代議員会でも議論が出る事も有る様になった
そもそも、組合の通常の決議機構は代議員会で、その時に議事を進行させるのは、当然議長になるのに、この会社では全くそれが機能していなかった
委員長が勝手に決めて、それを話すのが代議員会の機能と勘違いしていた

あんまり、がんがん言っていたら、何と次回の選挙で執行部全員が辞退(3期以上勤めると選挙で選ばれるリストから外れられる)してしまった
そんでもって、選挙があって、トップはMさんで僕が2位だった、それからが大変、トップのMさんが突然会社を辞める事になり、誰が委員長になるかと言う問題が起こった
当然2位がなればすんなりいくものだろうが、Mさんが副委員長に3位の人間を指定した物だから話が複雑になる
僕は当然三役から落ちるのだが、これには2位の人が怒り出した
当然Mさんが辞めれば自分が委員長になるのだから(この時はまだ辞める事を公表していなかった)
なぜ僕が選挙結果のとおりに副に成らなかったかは誰の差し金かは知らない
ただ、会社側は非常に僕が委員長になる事を恐れていた
結局、誰も副委員長を引き受けてくれなくて僕が副に成ることになった


去年さんざん言っていた手前、言った事はやらないといけない
それからが大変だ
まず、毎月の定期代議員会には必ずレジュメを造り、3日前までに配付、配付した内容荷関しての意見を集めてもらい、代議員会を開く
その議決に従い、会社側と交渉をする
まず、文書を考えるのが大変
作るのが大変
最初の頃は、誤字脱字や細かい表現にいちいちけちをつける連中がいて困った 最近は落ち着いて来たけど、まあ、根強いアンチファンもいてくれるから大変 それでも、文書を作る事の大切さは分かって来ているようでは有る

レジュメがあって、議論があって、議事録が有るという流れを忘れてはいけない


こうして日々は続く




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