僕が労働組合の委員長だった時に、社長は2000年3月まで社宅にすんでいい（親会社と同じ扱い）と口頭で約束をして、要求書からその項目は削った。
その後、一回も社宅を出る事に関しての説明会は行われなかった。
その後労働争議は行われ、1億3千万円が割増金として親会社（T洋金属）から支払われる事になった。

そして、退社当日僕は『9月一杯で社宅から出ろ／今後のこの件の交渉は親会社と行え』と通知された。

そこで、『社長（I井小太郎/T金属）は2000年3月一杯までいていいといったのだからどう言うつもりなのか返事しろ』とわざわざ東京まで行って話しをした。
むろん『とてもいい建物だから賃貸にするなら、このまま借りたいからどうするか教えてくれ』とも言った。

ところが梨の礫、N金属から一方的に出ろ出ろという通知は来ていたけど.....。僕の交渉相手はT洋金属だと言われていたのだからねえ〜。

1）きちんと話しをしないで、おまけに12月までは他の社員も住んでいたのにどうして家だけそんな裁判になるんだ！！

2）N金属の経営者は1億３千万円の内、200万円を組合と協議しないで他の用途に使ったのではないか！！

N金属社員1億2千600万円／下請けのY興業200万円の差額200万円が組合との協議なく使われたのだ。
何しろ親会社（T洋金属）からの支払いが8月末だったのでどんな事してもいいと考えたんだろうなあ。

おまけに社長の（I井小太郎）全員に対しての支給明細も組合に出していない。協定違反だと言われてもしょうがないだろう。 本気で裁判するなら、労働協約違反と言う事でやるぞって話したんだ。


労働組合が（必死になってストやるぞと親会社脅かして）得た金を勝手に泥棒しちゃいけないよ
あの200万円は、N金属の社員と全く同じように働いていながら、会社が違うと言う事で退職金の割り増しがもらえなかった10数名の社員の為の物ではないか。
彼等は、みな40-50才で、当然再就職などないのだ。そんな連中一人一人からお前達は10数万円ずつ泥棒したのだ！！
恥を知れこの馬鹿野郎ども！！今俺の目からは涙が滲んでいる。お前らが低能で無能だったから会社潰れたんだろう！！
余談だが、この会社の部長連中はみな失業の翌日から仕事があり、なんと、社長は会社の一部を別会社として存続させて未だに給料をもらっている。
そして組合員はほとんど就職していない。

と言う事を話したら一発で和解となった。

平成11年（ワ）号第１２８号　建物明渡請求事件
原告／N金属株式会社　被告／齋藤　真也
丸いテーブルに被告と原告と裁判官と裁判官助手の4人が座って......
なんか裁判官が温和な感じの人で、弁護士はいかにもすばしこそうで、キャプラの映画みたいだった。
無事、和解成立で15分で終ってしまったのだ。


最初からの約束通りに僕は社宅にいたのだ。／やっぱり、筋を通さないといけない。／1999年9月末にでていけと言われてたけど、2000年2月までの分の家賃まで払わなくて良かったから、5ケ月分の家賃が浮いた。／今回の正義は25万円の価値があったのである。

I井小太郎君、約束は守らなくっちゃいけないんだよ。

だいたいからして、この社宅というのも15年前にT金属が新発田工場を倒産させてN金属を作った時にT金属に利益を吸い上げる為の装置だったのだ。毎月200万円が社宅の賃貸料として支払われていたのだ。200万円を100人に支払えば月2万円のベースアップが可能だったはずだ。
あんな社宅はいらなかったんだ。

社宅に住んでいる社員も、T金属の社員とその飼い犬のような社員だった。
たまに現場の人間が入ると嫌がらせを受けていびり出される。

ちなみに、僕も、最後の頃は飼い犬のような社員連中にいびられていた....まあ、僕は心が広いから気にしないけどね。


会社経営者に気に入られようとほいほい言う事を聞く姿を『飼い犬のような』という形容を使っていますが、犬の皆様には申し訳ないと思っております。誇り高い犬の皆様にはお詫びいたします。

この数年の労働者を巡る環境の悪化、様々な怒りを感じる出来事を見るにつけ、何かをしなければならないと言う気持ちに正直に行動する事にした。
きっと、様々な人間を傷つける事になるかも知れない。
嫌なやつだと思われるかも知れないけど、僕は恐れない。
組合の委員長と言う重責を与えられて、何ができるかも分からずに必死に生きた半年間を出来るだけ正直に伝えたい。
今、とても辛い立場にいる誰かの力になれれば嬉しい。
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【労働組合の現在的な意義と今後】
経営者は労働組合を第三の目として活用しなければならない。
労働者は組合を通じて経営に参加する。
と言う事を論じます。

1）明和不動産が銀杏並木の高さを超えるマンションの建築を企てる。
2）それに反対する国立の住民が市のレベルの法規で高さの制限をする事にする。
3）明和不動産は設計の段階から、市の承認を受けて事を進めて来たのだから（2）のような事は行ってもらっては困るとごねる。
4）明和不動産は、（2）が有効になる前に、東京都での建築確認を受けて、工事を始める。